終活で考える7つのこと

「終活」とは

「終活」という言葉を見聞きしたことがある方は多いかと思いますし、またその中でも、実際に終活を行うことに興味・関心がある方もいることと思います。そもそも終活というのは、読んで字の通り、「終わりに向けて活動すること」というものです。

具体的に言うと、自分がどんな最後を迎えたいかを考えたり、自分がこの世を去った後に遺す方たちにはどうしてほしいかを考えたりする行動や、またその考え方が終活というものです。

このコラムでは、そうした終活というものをなぜするのか、そしてそれにはどういったメリットがあるのかなどをご紹介した後に、終活で考える7つのこともご紹介したいと思います。

終活のメリット・行う意味

上でもご説明した通り、終活は自分の人生の終わりに向けて考え、行動することです。そのメリットとしては、まずはそうして終活をするということは、自分の人生を振り返ることでありますから、「人生についての考えの整理、気持ちの整理を行う機会にできる」ということが挙げられます。

今までの記憶や思い出という人生を振り返り、終わりに向けてのこれからの人生をどう生きていくかを考えたり、また自分が今まで何をしてきて、これから何をしたいかを考えることで、心や気持ちの整理ができるのです。

それに加え、そうして整理をすることによって、「これからの人生への準備ができる」ということもまた終活を行うメリットの1つです。早くから準備をし、実際にそのための行動を取れれば、終わりに近くなってから、「こういうことをしたかったのに」「こういうことをしておけばよかった」という後悔を減らせることになりますよね。

他には例えば、大病を患った際に病名であったり余命の告知をして欲しいか、という情報を考えておくことで、「身近な家族などの大切な方々への心理的や金銭的などの負担を軽減させることができる」ということも終活のメリットとして挙げられます。

終活で考えること(3/7)

まず、終活で考える7つのことのうちの3つをご紹介したいと思います。1つ目が「医療の面」です。これは先ほどご説明したことと重複する部分ですが、病名や余命の告知・宣告を望むかであったり、延命治療をどこまで受けたいかなど、どういった医療を受けたいかを考える、ということです。2つ目は「介護の面」です。

今後寝たきりの状態になるなど、介護が必要な状況になったらどうしたいと考えるか、また、そうなった場合の費用をどうするかといったことを考える、ということです。

そして3つ目が、「セカンドライフの面」についてです。これも先ほどご説明しましたが、終活は終わりのことだけを考えるのではなく、そうした終わりについて考えることにより、その終わりを迎えるまでの人生を有意義なものにしたい、充実したものにしたい、という考え方を持てるものでもあります。

ですから、それらを実現させるために何をすればよく、何を準備したりすればよいのか、ということを考えましょう。

終活で考えること:自分の身の回りを整理すること

身近な人を亡くしたことがある方でしたら体験していることと思いますが、亡くなった方の荷物であったり、財産などの整理というのは、かかる時間的にも労力的にもかなり大変なものです。ですから、終活の中で「不要である物や見られたくないものは処分し、大切だと思えるものは保存すること」を考えるべきです。

また、身の回りの整理には、そういった物以外にも「お金のことや、相続のこと」も含まれますので、こういった点も考えるべきことです。特にお金や財産、相続のことは、遺された家族や親族の間でのトラブルであったり、問題が起こる種になりやすいものですので、終わりに向けてこの点を考えることが重要になってきます。

終活としての行動の中で、これら2つのことも考え、自分の身の回りを整理するようにしてください。

終活で考えること:エンディングノート

終活で考えることの6つ目として「エンディングノートを書くこと」を挙げます。エンディングノートというのは、自分に万が一のことがあった際に家族や親族、知人などに伝えておきたいこと、伝えておくべきことを書き遺すノートのことを言います。

特に内容や書式に決まりなどはなく、自由に書いていいのですが、市販のものも多くありますので、書店などに行き、自分に合ったノートを見つけて書き遺すのが良いかと思います。そのエンディングノートには、自分の生年月日などの基本情報を書くところや、貯金額・不動産といった現在の資産の状況を書くところ、その他にも学歴・職歴などの自分の経歴を書くところなどがあります。

いきなり一気に全部やろうとすると、なかなか大変ですから、書きたいところ、書けるところから書き始め、少しずつ書き溜めていくことが挫折などをしないポイントです。じっくりと考え、伝えたいことや伝えておくべきことを書いていきましょう。

終活で考えること:葬儀やお墓のこと

終活として「葬儀やお墓のこと」も考えることの1つです。例えば、「小ぢんまりとした葬儀が良い」「賑やかな葬儀にして欲しい」などの要望や、「誰を呼んでほしいか」という希望など、自分がどういった葬儀を望むか、ということを考えてまとめるわけです。

また「誰を呼んでほしいか」と考える際は、呼んで欲しい方の連絡先のリストも作ることも大切ですから、忘れずにまとめるようにしてください。それらのことを考えて、まとめた情報も、上でご紹介したエンディングノートに記しておき、ちゃんと要望や希望、必要な情報を遺す方々に伝えられるようにしておきましょう。

まとめ

終活のメリットや、実際に考えることを7つご紹介しました。自分が亡くなった後のことを考えるなんて気が滅入る、とネガティブに思いがちですが、自身にとっては人生を振り返る機会であり、それによって心や気持ちが整理できる大切な機会でもあります。

また、遺される側からしても、この世を去った方の希望や要望を尊重し、安心して旅立ってもらえる気持ちに繋がっているものですから、決してネガティブなものではないのです。そんな終活という自分のこれまでを振り返るという大切で貴重な時間を、ご紹介したような情報を参考にして、作って頂ければな、と勝手ながら願っております。

三島尚大

三島尚大終活アドバイザー・カウンセラー

投稿者プロフィール

お墓・相続・保険・葬儀など、終活はでは色々なことを考えなければいけません。遺品整理という仕事を通じで数多くの相談者の皆様から学ばせて頂いた経験を活かして、あなたのこれからの人生をより良くするために、誠心誠意お手伝いをさせていただきます。『自分らしい』生き方を一緒に考えてみましょう!

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