余命宣告されたらやっておくべきこと

自身や家族の方が余命宣告をされたとしたら

もしも自身や家族の方が医師から余命宣告を受けたら……。それはテレビドラマや小説の中の話のようで現実感がなく、そう簡単に受け止められるものではありませんよね。もちろん人によって思いの強さは違うでしょうが、その言葉を受け止めた時、絶望感を抱くことでしょうし、その中で希望を持ちたいと思うことでしょう。

また、自身がそういった宣告をされても、家族の方がされたとしても、これからのことと、この世を去った後のことを考えることでもあるはずです。その考えの中には、何をしたらいいのだろうか、どうしたらいいのだろうか、という不安もありますよね。

このコラムでは、この世を去った後、遺す側と遺される側、それぞれの方々のために、余命宣告をされたらやっておくべきことを幾つかご紹介したいと思います。

余命宣告の言葉の注意点

やっておくべきことのご紹介の前に、余命宣告という言葉や考え方を誤解しないように注意を促したいです。余命というのは、寿命ということとは違います。余命とは、その方の状態や医学的データに基づいて、その方があとどれくらい生きられるか、という期間のことであり、余命宣告とはそれを本人や家族に伝えることです。

そうした告げられた余命というのはあくまで予測でしかなく、その方が実際にどこまで生きられるか(寿命を迎えるのか)というのは、当然誰にもわかりません。ですから、告げられた余命よりも長く生きられることもありますし、逆に告げられた余命よりも早くにこの世を去ってしまうこともあるわけです。

また一般的には、告げられた余命の期間が長い方ほど寿命との誤差は大きくなりやすく、逆にその余命の期間が短い方ほど実際の寿命との差が小さくなる、という傾向にあります。告げられた余命は確実・絶対なものではない、ということに注意して頂き、そうした考え方の上で、告げられた余命の期間も考えて、余命宣告をされたらやっておくべきことを行動に移すようにしてください。

やっておくべきこと1:葬儀の生前準備

近しい人がこの世を去った後というのは、遺された家族や親族の方々は気が動転してしまっていたり、様々な手続きに追われることとなり、かなり慌ただしくなってしまいます。そうした状況の中では、落ち着いて葬儀社を決めることはなかなか難しいです。ですから、余命宣告をされたら葬儀に関する生前準備をやっておくべきであると言えます。

それは、余命を告げられた自身からしても、遺す方々の負担やトラブルを減らす意味のある行動ですし、また家族の方々からしても、この世を去ってしまった方には意見を聞くことも確認を取ることもできませんので、生前に準備をしておくことはこの世を去った方が安心して旅立ててもらえるという思いにも結びつきます。

具体的な葬儀の生前準備としては、余命宣告をされた方は、「賑やかな葬儀にしてほしい」「少し小ぢんまりとした葬儀にしてほしい」など、どういう形や雰囲気の葬儀にしたいかなどを伝え、また家族の方々はそういったことを確認しておくと良いかと思います。

他にも、訃報を連絡して欲しい知人や友人は誰か、ひいては葬儀に誰を呼んでほしいか、という要望も同様です。

やっておくべきこと2:財産の生前準備

家族の方がこの世を去ると発生するのが、相続に関することです。また、誰かがこの世を去った後に起こる問題やトラブルで真っ先に挙がるのもまた、遺された財産や相続に関することです。ですから、遺す家族や親族の方々が揉めたり、トラブルに発展しないようにするためにも生前に財産の整理をしておくことを勧めます。

例えば、通帳や不動産の書類などはどこに保管・保存してあるかを伝えたり、それらも含めて家族が知らない財産があればそれもまた伝えたりする、などです。また、場合によっては遺言を用意する必要があるか、なども考え、準備することもやるべきことの一つです。これらもまた、この世を去った後には確認も尋ねることもできないことですので、余命宣告をされた当人から伝えることと、またその周囲の家族の方々からも確認することが必要となってくることです。

あまり金銭的なことの話題は……という抵抗感があるかもしれませんが、遺す大切な方々のため、そしてこの世を去ってしまう大切な方の意見や考えを尊重するために、お互いに意思疎通を図っておくことは大事なことであると言えます。

まとめ

自身でも家族の方であっても、余命宣告をされたとしたらショックで気が動転してしまいますし、その事実を受け止めるのには気持ちの整理などの時間がかかるものです。

それは大切な人との別れということですので、すごく当たり前のことですよね。ですが、余命宣告をされたということは、残された時間には限りがある、と告げられたことでもありますから、その残された時間を大切にするためにも、遺される側の家族からは大切な方が安心して旅立ってもらえるように考え、そして遺す側は大切な方にしてあげたいことについて考え、そうした意味合いからここでご紹介したようなやっておくべきことに関して検討してみてはいかがでしょうか。

大切な方のことを考え、また尊重することこそが生前準備や生前整理というものの意味です。悲しいかもしれませんし、絶望を抱くことでもありますし、受け入れがたいことでもありますが、余命宣告をされたら、こうした大切な方のための行動を取るようにして頂ければな、と勝手ではありますが願っております。

三島尚大

三島尚大終活アドバイザー・カウンセラー

投稿者プロフィール

お墓・相続・保険・葬儀など、終活はでは色々なことを考えなければいけません。遺品整理という仕事を通じで数多くの相談者の皆様から学ばせて頂いた経験を活かして、あなたのこれからの人生をより良くするために、誠心誠意お手伝いをさせていただきます。『自分らしい』生き方を一緒に考えてみましょう!

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