生前整理アドバイザーとは

生前整理について

生前整理を行うことを考えている方や、生前整理のことについて知りたいという方は決して少なくないでしょう。ここ最近は、テレビの情報番組や書店に並ぶ雑誌などでも取り上げられることが多く、生前整理という行動や考え方に興味や関心を持つ方々が増えてきています。

実際、プルデンシャル ジブラルタ ファイナンシャル生命保険という外資系保険会社が行った「”元気でいられるうちに是非これはやっておきたい・やってみたい”ということ」というアンケート調査の結果を見ると、「相続や遺品整理の段取りをしておく」と答えた方は全体の18.4%いたそうです。

そうした生前整理という行動や考え方、その他にもその生前整理を行うために頼りにできる資格である「生前整理アドバイザー」のことを、このコラムでご紹介したいと思います。

そもそも生前整理とは

文字通り、生きている内に身辺整理することを生前整理といいます。その整理する身の回りの中には、家や部屋にある物、つまり形を伴ったものと財産や遺す方々に伝えたい情報などのような形を伴わないものなども含めます。前者の形を伴ったもの(物)には、様々なものがありますよね。例えば、蔵書であったり、趣味で使っていたものや集めたものなど、大きさや種類を問わず様々なものがあるはずです。

それらを、思い切って処分してしまうか、保存するか、などをすることが代表的な生前整理であると言えるかもしれませんね。一方、後者の形を伴わないものの生前整理も重要なことで、ある人がこの世を去った後、遺産の相続などの金銭的な側面で問題が起こる、ということはよく耳にすることでしょう。そうしたトラブルが起きないように、財産などをまとめるなど、遺す方々の負担を減らすための行動も生前整理の一つです。

また、葬儀に誰を呼びたいか、また逆に呼びたくない人もいたとしたら、それらの情報を整理し、遺すということも同様です。遺された側からすると、この世を去った相手にはどんなに聞きたくとも、確認したくともできないわけですから、こういったことを事前にまとめる、というのが生前整理の考え方なのです。

生前整理をやる時に

生前整理は、やり始めてすぐに終わるものではありませんし、また大きな労力がかかることでもあります。そのため自身の生前整理をやる場合は、自分のペースでコツコツと着実にやっていく、という意識を持つことが肝心です。また、何から手を付け、何をどうすればいいのかわからない、という場合は、ひとりで全てをこなそうとせずに、子どもや家族の力を借りることも大切なことです。

ですが、そういった頼れる相手が近くにいなかったりする場合もあるはずですし、親の生前整理を手伝う子どもの方々でも上手いやり方がわからなかったりする場合もあるはずですから、そういった場合は「生前整理アドバイザー」という資格を取得している人たちの力を借りることを検討しても良いかと思います。

次に、「生前整理アドバイザー」という資格についてご紹介したいと思います。

生前整理アドバイザーとは

上でご紹介しましたが、生前整理は財産の管理であったり、品物を保存するか、処分するかの選別などの側面が含まれますので、生前整理というのは、年末に行うような大掃除とはまるで違うものです。そうした意味合いを持つ生前整理について、自身であったり、周囲の方の生前整理を行うために学習し、取得する資格が「生前整理アドバイザー」です。

『2級』『準1級』『1級』『2級認定指導員』『準1級認定指導員』という5階級があり、学習内容によって順に取得していくものです(現状では飛び級はありません)。また、この生前整理アドバイザーという資格は、「一般社団法人生前整理普及協会」が認定する民間資格ですので、誰でも取得できる資格です。

つまり、生前整理アドバイザーの資格を持っている人とは、読んで字が如く、生前整理に関する様々な知識や考え方を学び、それらをもって生前整理を進めるためにお手伝いができる人たちのことになります。

生前整理アドバイザーの5階級の差

先ほど、『2級』から『準1級認定指導員』までの5階級があるとご説明しましたが、その階級による差というものも合わせてご紹介したいと思います。『2級』の講座では、自身の生前整理を行うための知識を学びます。その講座の中で、生前整理を実際に行なってみたり、考え方という基本的なことを学び、2級を取得します。

『準1級』の講座では、自身だけでなく、親や周囲の方に生前整理のアドバイスができるようになるための知識を学びます。また、自身の生前整理を行うにあたって、2級で学んだものよりもさらに深い知識を学ぶこともできます。『1級』の講座では、法律家の先生の指導の元、遺言書の作成や法律などの、さらに具体的かつ深い内容を学びます。

また、台紙に写真を貼り付け、思い出や経験、経歴などをアルバムにまとめて形に残す「スクラップブッキング」というものを、その専門家の先生と共に実際に作成したりもします。『2級認定指導員』『準1級認定指導員』という二つは、その階級の方々に指導をすることができるようになる資格で、例えば『2級認定指導員』なら『2級』の方に対し、講師として指導できるようになります。

最後に

生前整理の様々なやり方を教えてくれる頼れる資格であると同時に、自分が取得して自身の生前整理に役立てることのできるという資格でもあるのが、生前整理アドバイザーです。冒頭でご紹介した通り、昨今では生前整理の重要性や必要性が様々なところで取り上げられ、また関心が高まっておりますから、この生前整理アドバイザーの資格に対しての需要も同時に高まってきています。

自身の生前整理のために、また周囲の方の生前整理のために、余裕や余力があるのなら資格を取得してもいいと思いますし、また生前整理のやり方で困っている方は生前整理アドバイザーの資格を活かして働いている方の力を借りると良いかと思います。こうした情報を参考にして頂き、生前整理を効率よく進められることを願っております。

三島尚大

三島尚大終活アドバイザー・カウンセラー

投稿者プロフィール

お墓・相続・保険・葬儀など、終活はでは色々なことを考えなければいけません。遺品整理という仕事を通じで数多くの相談者の皆様から学ばせて頂いた経験を活かして、あなたのこれからの人生をより良くするために、誠心誠意お手伝いをさせていただきます。『自分らしい』生き方を一緒に考えてみましょう!

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