終活での後悔しない老人ホーム選び

終活では過去を振り返り整理をするとともに、これから先の暮らしについて改めて考える人も多いでしょう。

今住んでいる家で過ごしたいという気持ちがあっても、老いていくにつれて何かあった時が不安、その時に合った適切なサポートを受けたい、と思っている人は老人ホームを検討してみてはどうでしょうか。老人ホームにも様々な種類や特徴があります。後悔しない選択をするために老人ホームの知識をぜひ深めておきましょう!

長生きしても健康とは限らない?老人ホームを検討する理由

厚生労働省が発表した2017年の日本人の平均寿命はご存知でしょうか。男性は80.75歳で、女性は86.99歳、男女共に過去最高記録を更新しました。平均寿命はどちらもこの25年間で約5歳伸び、今後も寿命は延び続けると言われています。

しかしこの寿命というのは人生を終わるまでの期間を示すため、亡くなる直前まで健康で自立して生きていたかどうかは分かりません。多くの場合、高齢になれば家族のサポートを受けたり、病院や施設での支えがあって生活をしている人がほとんどだと思います。

例えば自宅で一人暮らしをしていると、万が一の時にすぐに誰かが助けてくれるかどうか、いつも不安を抱えて過ごすことになります。子どもがいても離れて暮らしているなど、誰かに見守られていない状況が、時には命に関わる事態を引き起こすこともあるのです。

実際に老人ホームを選択する人の多くは、病気になった時や介護が必要になった時のことを念頭に入れて、安心して暮らせる方法を模索した答えとして選ばれています。

老人ホームを選ぶことのメリットは?

老人ホームは、介護が必要でないと入居できないと思われがちですが、決してそういうわけではありません。健康体で自立した人が入居するケースも多くありますし、もちろん介護が必要な場合もそのレベルによって受け入れてくれる施設はそれぞれあります。

ただ入居後に状況が変わり介護レベルが上がった場合は他の施設に移る必要があることも。施設によって受け入れ態勢が異なっていますので、自分の状況やこれからのことを考慮し選ぶ必要があります。どの施設も高齢者が暮らしやすい工夫がたくさんあるため、おそらく現在よりもずっと楽に安心して過ごすことが可能です。

また普通の家で暮らし続ける場合は、今は全て一人でこなせていても、今後他人に世話をしてもらうケースが多くなるでしょう。子どもや孫、家族の負担を考えて老人ホームを選択する人も数多くいるのです。

知っておきたい老人ホームの種類と特徴

一言に「老人ホーム」といってもその種類は多岐にわたります。その種類は大きく分けると、公共施設と民間施設の二つに分けられ、介護無しの住宅タイプから介護付きの施設まであります。

公共型の施設では、介護保険が適用される3施設、特別養護老人ホームと老後老人保健施設、介護療養型医療施設があり、その他にも公営高齢者向け賃貸住宅、軽費老人ホームがあります。これらの施設は運営に関する補助金が自治体などから出ているため、公共性が強いと言えます。

民間型の施設は、サービス付高齢者向け住宅や認知症対応型共同生活介護(グループホーム)、そして有料老人ホームがあります。有料老人ホームは介護付や住宅型、健康型と種類が豊富なのが特徴で、食事や入浴、排せつなど生活に必要な介護サービスが全てついています。

ただ介護保険の特定施設入居生活介護の認定の度合いによって介護を受けることになるため、介護レベルが高くなれば自由度は低くなります。一方で住宅型の施設は、個人の状況や要望に合わせて受けられるサービスを選べたり自由にプランを決めることができます。

選び方のコツは、じっくり考えてしっかり見ること

老人ホームは公共型の場合は自治体に申し込む必要がありますが、民間型の場合は紹介所を利用したり、直接施設に問い合わせをして選ぶことになります。
近年新しい老人ホームも次々と出来ていますが、その内容には大きな差があり、中には信用できない悪質な施設も存在します。広告などに惑わされることなく、よく比較検討することが失敗しないコツです。

まず入居前には必ず見学をしましょう。できれば家族と一緒に訪れて、様々な視点から施設をチェックします。その施設ではどのようなサービスを行っているのか、スタッフや全体の雰囲気はどうか、においや汚れなど衛生面はどうか。可能であれば、入居率やスタッフの離職率も分かれば安心です。

入居体験ができるのであれば、実際に宿泊をしてみて一日の流れを体感してみてください。老人ホームは一度入居したら一生そこで過ごさなければならない、という訳ではありませんが、最後の家選びとして後悔の無いようじっくり考えて検討をしましょう。

自分に合った老人ホームを選ぶことが一番大切です

どんなに評判や口コミの良い老人ホームでも、人によって合う合わないがあります。まだあなたが比較的健康なのであれば、現在の生活に近い状態で過ごせる場所を選んだ方が馴染みやすいですし、家族が来やすい立地の方が良いという方もいます。

また費用も重要事項です。最近は低価格の施設も増えていますが、最後の贅沢として豪華な施設に住みたいと考える人もいるでしょう。
介護が必要となった時はどうなるのかもシミュレーションしましょう。介護レベルが上がってもそのまま施設にいられる場合もありますし、同じ系列の異なる施設に移らなければならないケースもあります。

あなたが老人ホームを入居する目的を考え、それに一番合った施設を選ぶことが後悔しない方法なのです。

三島尚大

三島尚大終活アドバイザー・カウンセラー

投稿者プロフィール

お墓・相続・保険・葬儀など、終活はでは色々なことを考えなければいけません。遺品整理という仕事を通じで数多くの相談者の皆様から学ばせて頂いた経験を活かして、あなたのこれからの人生をより良くするために、誠心誠意お手伝いをさせていただきます。『自分らしい』生き方を一緒に考えてみましょう!

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